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今日でグッピー稚魚の水槽を「プチ丸洗い」してから9日が経過しました(プチ丸洗いについてはコチラ)。
結果から書くと稚魚達は問題無く過ごしております。
気になっていた「元気さ」の方もまだ気にかかる所もあるものの概ね「良くなった」のではないかと感じています。
またプチ丸洗い後3日を経過してから今日までにアンモニア、亜硝酸を試薬で3度計りましたが、いずれも検出されませんでした。
プチ丸洗い程度ではバクテリアがあまり減少しなかったのか、それとも立上りが早かったのか、ホッと一安心です。

ところでよく「バクテリアって目に見えないからよくわからない」と魚飼育を始めた人に言われます。
そういう人に私が勧めている「遊び」が二つあります。

一つ目は新しい水槽に魚を入れて、毎日アンモニア、亜硝酸、硝酸を試薬で計測するんです。
この数値を追っているだけでバクテリアを実感できる筈です。
またこれを夏休みの自由研究にすればけっこう面白い筈ですよ。
「そんなの小学生レベルだよ」とバカにした方!!
カルキすら抜かない水に冷凍赤虫でも放り混んで、上記物質の検出結果とコケの生え具合や微生物の湧き具合いまで記録していくんです。
さらにそれを条件を変えた複数の水槽でやればどうでしょう。
バカにできないと思いますよ。

そしてもう一つがバクテリアの性質からバクテリアをイメージするプロファイルゲームです。
最適な環境下においてアンモニア硝化細菌は29時間、亜硝酸硝化細菌は24時間に1度、細胞分裂をして倍に増えるそうです。
この手がかりから考えると、例えば10%になってしまったアンモニア硝化細菌が100%に戻るまでの時間は以下の式からnを求めて29を掛けてやれば良い事になります。
10% x 2n = 100%

これを解くとnは約3.32となり、29 x 3.32 = 96.28時間 = 約4日後に元に戻るという事になります。
つまり理想的な環境下において10%に減少してしまったアンモニア硝化細菌は4日後に元の量に戻っているという事になります。
どうでしょう。
何にも手がかりが無い時よりはバクテリアの幻くらいは見えてくるんではないでしょうか。

さて最後に防御壁を一つ築いておきます。
こういう事を書くと必ず「そんなの机上の空論だ」「魚飼育では役に立たない。使わない」なんて言ってくる人がいます(過去に経験済みです)。
私はそれらを全て認めます。
特に上記の計算式などは不備だらけもいい所でしょう。
でもこれを基本に色々と補間していけばもっと正確にバクテリアを捕捉する事のできる式だってできる筈なんです。
ただ私はもうこの段階で頭から煙が出ていますので、ここから先は人任せですが。
 
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無題
勿論机上の空論でしょうね
だって減る(死ぬ?)数が計算に入っていません
でもそんなことは気にしません
バクテリアのことをちょっとだけ知っているくらいの方を煙に巻くにはちょうどいい計算ですね
これは使えそうです
はむたん URL 2008/08/12(Tue)20:19: 編集 | RES
いつもコメントありがとうございます
ブログを書いていて思うんですけど、こういう「但し書き」みたいなのを書いておかないと鬼の首を捕ったかのようにソコを突いて来る人がいて詰まらない思いをします。
始めに「遊び」としっかり書いているんですけどね・・・
それでこういう穴を潰す作業をしていると文章がクドクなったり、ダラダラと長くなったりして読み辛い物になってしまいます。
そうでなくても私の文章はダラダラで読み辛いというのにですよ(x_x)
近頃は故意に穴を開けたままにしておく事もあるんですけどね。

>これは使えそうです

実は数式シリーズはあと二つネタがあるんですよ。
はむたんさんのように「遊び」として楽しんで下さる人ばかりならぜひとも紹介したい物なんですけどね。
正直最後の但し書きを書いていて自分が詰まらなくなってしまいました(^o^;
【2008/08/12 21:11】
無題
とっても難しいお話ですね!!
数式苦手なんですよ^^;
恵美安 2008/08/12(Tue)21:10: 編集 | RES
いつもコメントありがとうございます
いえいえ、水流や強度、見た目などを考えて水槽設計をされている恵美安さんに比べればこんなのは「子供の遊び」ですから、お恥ずかしい限りです。
【2008/08/12 21:38】
無題
ぎゃはは♪
面白い!実に面白い!

補正部分が多いかもしれませんが使える話しですね。

10%残して水替えすれば、
4日に1回の水替えがベストな計算って事ですかね?
それを踏まえて深く考えると、丸洗いしても大丈夫って事ですよ(笑)。

海水魚を経験すれば、バクテリアの必要性が『嫌!』ってほど分かりますよ。
(嫌気性も含めて)

以上 携帯からでした。
「K」 2008/08/12(Tue)22:39: 編集 | RES
いつもコメントありがとうございます
おぉ、Kさんに受けた!!
まぁ色々と間の抜けた感じの式ではありますが、それを理解した上で遊べばなかなか楽しいと思うんですよ。
計算機片手に水槽を覗き込むのも気分を変えるには良いかもです(笑)

>海水魚を経験すれば、バクテリアの必要性が『嫌!』ってほど分かりますよ。

海水魚の難しさの一つはその点にあるんでしょうね。
特にアルカリに傾いた水の中でのアンモニアの脅威は凄まじいほどでしょうからね。
前にも書いた間抜けなエピソードですが、相手が淡水水槽を立ち上げたいからアドバイスをくれというので偉そうに講釈を垂れていたら、相手は海水アクア経験者で最後には私が教えを受けていた、なんて事もありました(笑)
【2008/08/13 11:22】
無題
プチ丸洗いやはり効果的なんですね。いつか調子崩したら試してみたいと思います。

数式とか難しそうです。こういうことを理解してないとバクテリアの素とか怪しい商品に手を出してしまうんでしょうか(^^;
F.I.L.O 2008/08/14(Thu)09:33: 編集 | RES
いつもコメントありがとうございます
>プチ丸洗いやはり効果的なんですね。

ひとまず効果はあったのではないかと思っています。
ただもしかしたらそもそも「調子が悪い」というの自体が私の思い過ごしだったのかもしれない・・・ともちょっと思っているんですよ。
ただ今回のプチ丸洗いで「魚が死んだり、調子を落としたりはしなかった」というのは紛れもない事実ですけどね。

>こういうことを理解してないとバクテリアの素とか怪しい商品に手を出してしまうんでしょうか(^^;

いえいえ、こんな数式は脂ビレほどにも役に立たない物なんですよ(脂ビレって無くても困らないですよね ^o^;)。
ただただ見えないバクテリアが湧くのを待っているのが詰まらないなら、こんな計算でもやってバクテリアを想像すれば暇つぶしにはなるだろう、って程度なんですよ。

それとタティアも機会があったらまた登場させますね。
隠れてばかりでなかなか写真を撮るチャンスがなくて、それでなかなか記事にならないんですよ(^o^;
【2008/08/14 19:05】
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