忍者ブログ
[10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17]  [18]  [19]  [20
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


グッピーを飼育していると色々な疑問が湧いてきます。
ネットや本を調べれば「答え」が載っている事もありますが、中には「答え」が人(サイト)によってバラバラであったり、答え自体を見付けられない事もあります。
そんな時は自分で実際に調べてみるのが一番です。

という事で今日は繁殖水槽、選別外水槽の他にグッピーの実験用水槽を作りました。
まぁ作ったと言ってもトリメン水槽を流用しただけなので水槽を新しく立ち上げた訳ではないんですけどね。
そして記念すべき第1回目の実験(というか観察)が「コブラ模様の変化」になります。

上の2枚の写真は同一個体の両側面を記録したものです。
この魚を使ってコブラ模様、特にゼブリナス遺伝子由来の縦縞(魚類学的には横縞)がどのような変化をするのか、またはしないのかを観察しようと思っています(ゼブリナス遺伝子についてはまた後日もうちょっと詳しくまとめてみたいと思っています)。
ちなみにこの段階で産仔後2ヶ月半が経過しています。

グッピー飼育ではこんな事を繁殖ラインとは別に楽しんでいければと思っています。
ちなみにこれは基本的に「グッピー1匹+別種を数匹」という構成で飼育していきますから30cm水槽を使っていく予定です。
こんな水槽を4つ5つほど並べる場所はすでに確保してありますので、これから一つ一つ疑問を確認していきたいと思っています。
とはいえこういう実験の最大の障壁は「電気代」ですので、これから冬に向かっていく中で何時まで続けられるかはわかりませんが・・・

捕捉:
屋外の睡蓮鉢で他の実験を行っていると書いた事がありますが、これは公表予定の無い裏実験なのでこのブログで言う「実験」には含めません。

PR

観賞魚カメラマン業界では「挟む」なんて言葉があるそうです。
「この魚は挟んでとったの?」なんて感じで使うらしいんですけど、意味は小さいケースに魚を入れて撮影する事なんだそうです。
どういうケースを使っているのかは知らないんですが、私も一つ欲しくなりました。
と言っても私の場合は「撮影用」ではなく、グッピーの「選別・観察用」のためです。
そこで100円均一に行って買ってきました。

元々は「鉛筆立て」のような感じで使うものらしいですが、ひとまずこれで用は足りそうです(本音を書くともうちょっと小さくても良いんですけどね)。
ちなみにケースの大きさをわかりやすくするために二つの比較対象物を後ろに置いています。
左は1/144ザク2(作りかけ)です。
そして右は「ひかりクレストグッピー」(115g)で、ケース中央に写っているグッピー雄はこのケースに印刷されている魚です。
ケース底部に写っているメスが本物のグッピーで、ちなみにこちらのメスは繁殖外通告を受けたばかりになります。

この記事をアップすれば目標としていた「8月全日更新」を達成する事になります。
強がりを言わせて貰えれば「まだまだネタはあったし9月もいけるよ」とも言えるんですが、8月の日記を振り返るとずいぶんと毛色の違った日記をあげて誤魔化してきたのがよくわかります。

ある時は数式を持ち出したり、またある時はレポートを持ち出したり、また最後なんて昔に考えた暴論まで飛び出してますからね。
苦労したんです。
とはいえ手元にはまだまだ紹介できるレポートやサイトがあるんですよ。
だから冒頭の強気な発言もあながち嘘ではないんです。

とはいえこのブログではそういった事を書きたかったのではなく、飼育記録やアクア日記を付けていく場所として立ち上げた場所なんです。
その気持ちは今も変わりません。
という事で9月からはまた今までどおり、ネタがあれば更新し、無ければ更新しない。
またその内容も「熱帯魚屋に行ったよ」とか「水草が枯れた」とか「珍しくこの魚が撮れた」なんて記録を付けていければと思います。

さて最後になりましたが私の下らない文章を読んで下さった方々にお礼申し上げます。
そしてさらにコメントまで下さった方、メールを下さった方、本当にありがとうございました。
考えてみると日記を好き勝手書いていた私よりも、こんな日記にコメントを付けて下さった方の方がずっと苦労して文章を考えたのではないかと思います。
皆様の訪問とコメントがあったからこそ不精な私でも8月全日更新ができたのだと思います。
本当にありがとうございました。
9月からもこんな感じでダラダラとした文章を気ままに書いていきますが、またお付き合い下されば幸いです。


グッピーを飼育するにあたって「遺伝について復習しておこう」と教科書を引っ張り出して読み返しております。
「三つ子の魂、百まで」なんて言葉もありますが、若い頃に嫌々ながらでも勉強していた事というのは忘れているようでも読み返しているうちに「そういう事もあったな」「やった、やった」なんて事が芋づる式に次々と思い出されてきます(もちろんスッポリと記憶から無くなっている箇所もあるんですけどね)。

ただ当時の私は「生物」という教科に関して興味を覚える事ができずにおりました。
「遺伝」の所でよく出てくるハツカネズミやカイコなどに興味が持てなかったんです。
せめて先生が猫の遺伝でも紹介してくれたらウチの周りは野良猫天国なだけにちょっとは変わっていたかも・・・なんて先生のせいにしてはいけないのかな。
さてそんな興味の持てない「生物」の授業ではあったんですが、唯一「進化論」という分野には興味を持つ事ができました。
そんな「進化論」を理解したくて「生物」に取り組んでいたような時期があります。

そしてその「進化論」を考える時に念頭にあるのが「コリドラス」です(昔話からようやくアクアな話題に辿りつけました)。
一つの「属」としてこれだけ種を含んでいるのは珍しい、というよりも魚類の中で最大級なのではないでしょうか。
こういった小型魚の種分化は「定住(行動範囲の狭さ)」「棲み分け」なんてキーワードが働いた結果なんだそうです。

さてそれでは昨日紹介した「Animal Genome Size Datebase」で「Corydoras」を検索してみましょう。
すると20種類近くのデータが出てきます。
そしてその染色体数を見てみると実に幅広く分布しているのがわかります。
とはいえこのような異種間で子供ができるかどうかは「染色体の数」ではなく「配偶子が融合するかどうか」が重要ですし、例え子供ができたとしてもその子供の繁殖能力は「染色体が対合できるかどうか」など「染色体の数」だけではわからない問題です。

っとここまで来て何だか長文になってきました。
まだ書きたかった事にまで触れてないのに・・・
明日は8月最後の日記なので別なのを用意していますし、9月に入ったらこんな文章を書く必要も無くなるし・・・という事で今日の日記はまだまだ続きます。

ただ当時の私は考えました。
水槽内で繁殖が難しいとされるコリドラスは「ハイブリッドなのではないか」と!!
何かの折に定期的に異種コリ集団の遭遇が起きて、その時に繁殖が行われるのではないかと!!
そういった事が定期的に、そして頻繁に起きて特定のコリ集団が生まれるのではないかと!!
ただそういったコリは繁殖能力を持たないので繁殖に挑戦しても無駄なのではないかと!!

ちなみにディスカスやエンゼルなどの魚が地域変異はあってもコリのような種分化が頻発しなかったのはこういったアクシデント的な遭遇によって遺伝子の交流が盛んに行われているから、という事も何かで読んだ事がありました。
ただこれ、過去に2度ほどコリマニアに話した事があるんですがそのたびに理路整然と論破されております。
そしてさらに時間が経過するに従って私が例としてあげていたコリの繁殖事例が報告されるようになり、私はこの話題からは遠ざかるようになりました。
ただこうして色々と考えるのも楽しいよ、という事なんです。
こうして考え始めると「現地のコリはどういう生活をしているんだろうか?」とか「ハイブリッドコリの組合せや繁殖能力の有無」とか色々と気になってくるんです。
そうして興味が湧いて調べ始めるとますます面白くなってくるんです。

そこで最後に一言。
「生物」を教えている先生へ
遺伝を教える時にはなるべく沢山の例を使って下さい。
観賞魚、猫、犬、植物など身近な例がいっぱいあればそれだけ食いつく学生が増えますから。
少なくとも「まゆ」とか「ハツカネズミ」よりはもっと良い例があると思うんですよね。
メンデルへの義理立ても、もう良いんじゃないでしょうか。



私は日本語以外の文章を読む事ができません。
ネットを巡っていて外国語のページに行き着いた時には即「戻る」ボタンを押して何事もなかったかのように次に向かいます。
こんな状態ではネットの面白さ・便利さの多くを放棄しているようなものなんでしょうね。
過去には「これではダメだ」と何度も一念発起した事もあったんですが、未だにそれが実を結んだ例がありません。
ただこんな私ではあるんですが、生意気にもブックマークには幾つか海外のサイトが入っていたりします。

そんなサイトの一つが「Animal Genome Size Datebase」というページです。
このページの面白い所は調べたい生き物の染色体の数がわかる所なんです。
例えば上のリンクを辿ったトップページから左サイドバーの「search date」をクリックします。
そして出てきたページに調べたい生物の学名を入れるだけ。
例えば「人間」なら右上辺りにある「Species」の項目に「sapiens」と入れてやれば見慣れた「46」という数字が出てきます。

もちろん淡水観賞魚として有名な身近な魚もけっこう掲載されていますので気になる魚を調べてみるのも面白いと思います。
ただ「染色体の数がわかったから何だ」と言われると少々困ります。
染色体の変遷頻度は種ごとに違う上に時間的変移に規則性が無いらしく、ここから種の分化を探るには無理があるようなんです。
また染色体の数が違うからハイブリッドの可能性やそのハイブリッドの繁殖能力の有無なども一概に言えないようですしね。

ただただその魚の事をちょっと深く知る事ができたという自己満足感が得られるのと、何かの折りにさりげなく「○○の染色体の数はn個あるから・・・」なんてさりげなく言ってみて相手の出方を見るのもちょいと面白い楽しみ方かも知れません。
ただそういう付け焼き刃の知識をひけらかして本物の知識人を本気にさせてしまった場合は覚悟を決めて下さいね。
会話が終わる頃にはこちらがフラフラになっていたなんて事も私はよくありますので御注意を。

っとここまで書いてけっこう長くなったので今日はココまでにしたいと思います。
ネタがなければ明日もこの不毛な染色体話をしようと思います。

<< 前のページ 次のページ >>
管理人・s-nobのサイト
「s-nobの熱帯魚」
熱帯魚関連のメインホームページです。
「Work In My Garden」
私のやっている園芸関連のブログです。
ブログ内検索
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新記事
最新トラックバック
忍者ブログ [PR]