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今日は某大型熱帯魚店を2店<はしご>してきました。
特に買いたい物があった訳でもなく、また魚などよっぽどの個体がいない限り買うつもりもない状態で出かけたので両店とも手ぶらで出てきたんですが、それでも水族館に行ったような感覚で充分に楽しんできました。

中でも探している時なら即買いしてしまいそうなポリプテルス・デルヘッツィが忘れられません。
ただ今のウチではグッピー勢力が拡大していてポリプ水槽を大きくできないですし、水草水槽の準備が忙しくてトリメンをする余裕もありません。
そんな状態ですからどちらにしろ買えないんですけどね。
でもワイルド物でオーソドックスにラインの入った綺麗な個体でした。
しかもウチのデル達とほとんど同じ大きさだったんですよ。
こういう条件で探すとなかなか見付からない事も多いんですよね。
なんて書いていたらますます口惜しくなってきました。
逃した魚は大きかったかな・・・

あとはグッピーの「オールドファッション・ファンテール」を見られたのも印象的でした。
水槽が見づらい位置にあってよくは見えなかったんですが、もし今飼育しているグッピーがいなかったらこれを選んでいたかもしれません。
とはいえペアで5,000円以上する(私にとっては)高級魚ではありましたが。

アクアとは関係の無い事で気になる事があって少し沈んでいた気分を一時でも転換する事ができてよかったです。
こういう時は趣味で時間を潰すのが一番ですね。




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ここ数日はずいぶんと涼しくなってきました。
夜寝る時などは一枚余計に掛けているくらいです。
暑いのが苦手な私と熱帯魚にとっては良い話ではあるんですが、このまま寒くなっていくとなると電気代が気掛りになります。
せめて23度設定の水槽くらいは9月半ばまでヒーターを使わずに過ごしたいものです。

とはいえ気候の心配をしていても私にはどうしようもありませんからね。
電気代の心配はひとまず置いておくとして、今日は目先の楽しみを満喫する事にしました。
その楽しみというのが先日もちょっと書いた「水草水槽計画」です。
この水槽には選別洩れしたグッピー(オス)を中心にして楽しもうと計画しております。
そのためにものすごくアバウトですがおぼろげなイメージも頭の中で練っております。

ただこれを実行するには幾つかの水槽を移動したり、統合したり、中の魚を引越しさせたりと面倒な仕事が待っています。
今日はそんな仕事に着手し始めました。
ヒーターが完全に必要になる頃までにはグッピーの移動くらいまでは形にしたいと思っています。

産仔後2ヶ月を過ぎたグッピー(オス)4匹を「落選」として別の水槽に移しました。
この時期の選別では体型やシルエットを重視して選ぶのだそうですが、グッピーの成長を追った事の無い私には正直こんな選別が正しくできる筈がありません。
という事で明らかに「ダメ」というのを除いていきつつ、なるべく選別のタイミングを遅らせていこうというのが今回の狙いになっています。
小学生の段階でアイドル候補生をスカウトするよりも、中学生になってから選んだ方が間違う確立はより少なくて済むだろうという理論です。
もちろんできれば高校卒業まで待ちたい所ではあるんですが、そこまで待っていては「遅い」というのが現状のようです。

さて今回はわかりやすく成長の遅れてしまった個体を落選させました。
例えば今回選別漏れした個体が下の個体です(問題は下半身なので顔にピントが合っていないのは目とつぶって下さい)。

IMG_9368.jpg

この写真ではわかりませんが「身体が大きいグループ」と比べて2回り以上も小さかったのです。
さらに身体の線が細く見えるので減点1
尾鰭の下端があまりにも不揃いなのも減点1(写真以上に不揃いなんです)。
そして尾筒部のラインが垂直に揃って入っています。
これはゼブリナス遺伝子の悪戯なんですがこれも気に食わないので減点0.5。
という事で選別漏れです。

もしこの子が将来キラリと輝くモノを私に見せつけたのなら、私は土下座して今回の非礼を詫びなくてはいけないでしょう。
とはいえこれから行う私の選別には間違いが付き物です。
選別する本人が言っているんですから間違いはありません。
多くの間違いを犯しつつこのギャラクシーという系統と付き合っていくうちに彼らの曾孫、いや玄孫あたりにはそれなりにわかってくる事なんだと思います。



私は「できもしない事」や「最後まで続かない事」をこのブログに書いては醜態をさらし続けてきました。
先日書いた「水草水槽」なんてのもその良い例です。
これはもう妄想型アクアリストに分類される私の病気のようなもので、読んで下さっている人にはリハビリに付き合うような大きな気持ちで見て頂ければと願う他ありません。

ただそんな私でもさすがに「大言壮語」過ぎて書くのを憚る妄想というのもあるんです。
そんな妄想の一つが「繁殖のその後」というヤツです。
満足に繁殖もできないヤツが「(繁殖の)その後」を語るのはさすがの私も恥ずかしくてなかなか書けませんでした。
そしてそんな大それた妄想を実現させようと密かな思いを胸に過去に選んだのが「レッドビー」であり「バルブ」であり「コリ」でした。
ただいずれも私の力と知識不足(そして浮気心)によって「繁殖のその後」には遠く及ばずに計画中断となりました。

そしてそんな時に繁殖の簡単な「卵胎生魚」が気になりだし、そして出会ったのが筒井良樹さんの記事でした。
筒井さんの連載には私がやりたかった事がハッキリとした形で書いてあった上に、さらにその先の楽しみ方や別の新しい楽しみ方までが紹介してあったんです。
卵胎生魚を扱った記事という事でこれまでは読み飛ばす事の多かった筒井さんの記事なんですが、私はその事を激しく後悔しました。
そしてすかさず筒井さんの追悼本を買ってきて読み漁りました。

ちなみに筒井さんと言えばグッピーの大家として唯一無二の存在として知られていましたが、それだけなく彼の書く軽快でユニークな文章も代わりのきなない存在としてかなり多くの人に影響を与えていたようです。
っとここまで書いて来てかなり長くなってしまったので、「筒井さんらしい」と感じる「ユーモア」を最後に一つ紹介したいと思います。

99年11月のアクアライフの連載で筒井さんは「一部の人工飼料と一部の冷凍ブラインシュリンプで、もうグッピーの成長は、ノープロブレムである」と書いたんですが、肝心の製品名に関しては「製品名を明記するとボツになるかもしれない・・・」として書いてくれませんでした。
リアルタイムで読んでいた多くの読者はガッカリした事でしょう。
そして次の12月号で筒井さんの自宅の水槽部屋が写真付きで紹介されたんですが、その写真にしっかりと2種類の人工飼料が整然と並べられた水槽の間にわかるように置いてありました。
こういう遊び心が筒井さんの連載にはいっぱい散りばめられているようです。

前回<やや受け>という結果を残した「アクアと数式」シリーズの2回目を書こうと思います。
前回はかなり簡略化した考えの元に数式を一つ紹介しましたが、今回のは前回よりもグッと現実味のある数式となっています(前回の日記はコチラ)。
なんせ大学で実験された結果によって導かれた式ですからね。
では早速数式を紹介したいと思います。
n = N(1 - e-at)
当然これだけでは何の事かさっぱりですよね。
まず記号の意味なんですが、
n:t時間単位までに食べた量
N:初期餌密度
a:瞬間摂餌効率
となります。
これはグッピーを使った実験から求められた式なんですが、グッピーの「食べる量(n)」と「初期餌密度(N)」の関係を表した式なんです。
「aの瞬間摂餌効率とは何だ」という突っ込みを入れたい方は直接研究レポートをあたって下さい(元ネタは「グッピーPoecilia reticulataの摂餌行動 : 摂餌初期に関する実験的研究」になります)。
ここでは「aとはNの関数で表す事のできる正の定数」とだけしておきます(これ以上突っ込むと私の頭から煙が出ますよ!!)。

では本題に入りましょう。
アクアリストの中には魚に沢山の餌を食べて貰いたいと思う人達がいます。
つまり上の式で言う所のnを大きくしたいと思う事があるという訳です。
ではnを大きくするにはどうしたら良いのか。
<上の式>からわかる事はN、つまり初期餌密度を大きくしてやれば良いという事なんです。
つまり大型魚飼育者が金魚漬けにする方法はこの式からも正しいという事になるようです。

ただし魚にも食べる限界はあります。
上記の式はその限界が来るまでに当てはまる式なんですが、それ以降では他の要素が絡んできて上記の式では説明が付かなくなるそうです。
ただ実験ではNが大きくなれば「食べられる限界値」も上がると指摘しています。

世のアクアリストの中には食べ残しが無いように1度の餌やりで人工飼料を複数回にわけて与えている人がいると思います(私もそうです)。
そんな時は少ない量をチョビチョビと与えるよりも餌密度が高くなるようになるべく多く与えた方が食べられる限界値は高くなり、魚は餌をより多く食べるという事になるのだそうです。
もちろん沢山与え過ぎて食べられない餌が出るようでは「小分け」にしている意味がなくなりますけどね。

ちなみに勘違いする方はいないと思いますが、上の式はnとNの関係を表した式であって、nがNによってのみ決定するとは主張していませんからね。
「食べる餌の量」との関係として「個体数」というのもよく取り上げられる話題ですが、これをグッピーを使って調べた研究レポートもゲットしております。
また機会があればこの辺も日記で紹介していきたいと思います。

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