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産仔後2ヶ月を過ぎたグッピー(オス)4匹を「落選」として別の水槽に移しました。
この時期の選別では体型やシルエットを重視して選ぶのだそうですが、グッピーの成長を追った事の無い私には正直こんな選別が正しくできる筈がありません。
という事で明らかに「ダメ」というのを除いていきつつ、なるべく選別のタイミングを遅らせていこうというのが今回の狙いになっています。
小学生の段階でアイドル候補生をスカウトするよりも、中学生になってから選んだ方が間違う確立はより少なくて済むだろうという理論です。
もちろんできれば高校卒業まで待ちたい所ではあるんですが、そこまで待っていては「遅い」というのが現状のようです。

さて今回はわかりやすく成長の遅れてしまった個体を落選させました。
例えば今回選別漏れした個体が下の個体です(問題は下半身なので顔にピントが合っていないのは目とつぶって下さい)。

IMG_9368.jpg

この写真ではわかりませんが「身体が大きいグループ」と比べて2回り以上も小さかったのです。
さらに身体の線が細く見えるので減点1
尾鰭の下端があまりにも不揃いなのも減点1(写真以上に不揃いなんです)。
そして尾筒部のラインが垂直に揃って入っています。
これはゼブリナス遺伝子の悪戯なんですがこれも気に食わないので減点0.5。
という事で選別漏れです。

もしこの子が将来キラリと輝くモノを私に見せつけたのなら、私は土下座して今回の非礼を詫びなくてはいけないでしょう。
とはいえこれから行う私の選別には間違いが付き物です。
選別する本人が言っているんですから間違いはありません。
多くの間違いを犯しつつこのギャラクシーという系統と付き合っていくうちに彼らの曾孫、いや玄孫あたりにはそれなりにわかってくる事なんだと思います。


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昨日の日記では「グッピーが雌雄で別々に暮らしているのではないか」という妄想をしてみました。
そこから「では実際にはどうなんだろう」と、今日は日本に帰化したグッピーを例にさらに妄想を広げてみるつもりだったのですが・・・その日本に帰化したグッピーの事を書いているレポートを精読する時間が無くてそれができなくなりました。
という事でこの話題は先伸ばしにしたいと思います。

さて今日でグッピー稚魚が誕生してから2ヶ月が経過しました。
この2ヶ月というのは一つの区切りだそうで、この辺から2回目の選別を考え始めるようです。
今回の選別で最終的には雌雄それぞれ4、5匹くらいに絞るんだそうですが、ここでの選別が今後の流れを左右する重要な物だとプレッシャーを与えられています。

とはいえ楽しみもあるんです。
それは選別に漏れた子の行き先!!
当初は他の水槽に間借りしようかと考えていたんですが、近頃ちょっとだけ涼しくなってきて再び水草水槽への憧れが強くなってきているんです。
このブログに長いこと付き合って下さっている人は「またか・・・」という思いがあるでしょうが、「また」なんです。






バンガー大学の某チームの研究によると「グッピーのメスはオスによるセクハラから逃れるためなら、餌を捨て、さらには身の危険があるような場所にでさえ逃げ込む」のだそうです(研究の詳細を私は読んでいません)。
もしこの考察が正しいのだとしたら成熟したグッピーのオスとメスはある程度別かれて住んでいる事になるのでしょうか。
というのも水槽の中で見ているとオスのアタックはストーカー並に行われています。
これを避けるにはもはや遠くへ逃げるしかない筈です。
人間だってストーカーと同じマンションに住んでいては安心できないでしょうからね。

しかしそうなると自然下でグッピーというのは雌雄別々のグループを作り生活していて、ある時雌雄のグループが出会った段階でメスはオスから精胞を貰うという事なんでしょうか。
もしそうなら「精胞」という交配の仕組を採用したのも頷ける気がします。
だってオスが常に身近にいるのなら一度の交尾で何個も精子のパックを貰って置く必要はないでしょうからね。
産仔周期や寿命、一度の交尾で貰う精胞の数を考えるとグッピーのメスは一度の交尾だけで一生分の精子を貰うと考えても良い筈です。
つまり男との情事は一度だけで、あとは独立して生きていける<強い女性>という事なのかも知れません。
さらにはこうして成熟した段階で別々のグループを作ってしまえば近親相姦によるリスクも減らせる事になりますしね。

とここまで書いてちょっと長くなってしまったので続きはまた明日にでもしたいと思います。
しかし今日は「近親相姦」だ「ストーカー」だ'「精子」だと危ないワードが出てきました。
違った目的で訪れる人がちょっと増えそうな予感です。

「補記」
冒頭で書いたハンガー大学の研究結果は英国王立協会の生物学誌「BiologyLetters」に掲載されたようです。




ここ数回はダラダラとした長文が続いたので今日はアッサリいこうと思います。
とはいえどうも私は短い文章で要点をまとめるのが苦手です。
昔から作文や小論文などでも「字数オーバー」で悩む事はあっても「足りない」という事はまずなかったですからね。
どうやら薄っぺらな事を字数多く書けるのが私の得技のようです。

では本題に入りましょう。

私はグッピーに餌をやる時にはエアーポンプの電源を切ってから与えています。
別に切らなくても餌はあげられるのですが、流れが無い方が餌の量をコントロールしたり、食べている量を把握するのに都合が良いからです。
ただこのエアーポンプを切るとグッピーがある行動にでます。

パイプの中に入って何かを啄んでいるんです。
恐らくコケか何かだと思うんですが、食べるのに夢中でこちらが焦るくらい深くまで潜ってしまう事もあるんです。
もちろんメスもこういう行動はするんですが、メスは「餌 > パイプの中」、オスは「餌 = パイプの中」という印象なんです。
赤虫への食い付きなどグッピーの雌雄における食性の違いは各所で報告があるようですが、この辺を探っていくのも面白そうですし、より良いグッピー飼育の鍵になるのかも知れません。

ちなみにこれに関連した事で最近面白い実験報告をネットでみかけました。
またこの辺も絡めてネタにできればと思っています。

今日でグッピー稚魚の水槽を「プチ丸洗い」してから9日が経過しました(プチ丸洗いについてはコチラ)。
結果から書くと稚魚達は問題無く過ごしております。
気になっていた「元気さ」の方もまだ気にかかる所もあるものの概ね「良くなった」のではないかと感じています。
またプチ丸洗い後3日を経過してから今日までにアンモニア、亜硝酸を試薬で3度計りましたが、いずれも検出されませんでした。
プチ丸洗い程度ではバクテリアがあまり減少しなかったのか、それとも立上りが早かったのか、ホッと一安心です。

ところでよく「バクテリアって目に見えないからよくわからない」と魚飼育を始めた人に言われます。
そういう人に私が勧めている「遊び」が二つあります。

一つ目は新しい水槽に魚を入れて、毎日アンモニア、亜硝酸、硝酸を試薬で計測するんです。
この数値を追っているだけでバクテリアを実感できる筈です。
またこれを夏休みの自由研究にすればけっこう面白い筈ですよ。
「そんなの小学生レベルだよ」とバカにした方!!
カルキすら抜かない水に冷凍赤虫でも放り混んで、上記物質の検出結果とコケの生え具合や微生物の湧き具合いまで記録していくんです。
さらにそれを条件を変えた複数の水槽でやればどうでしょう。
バカにできないと思いますよ。

そしてもう一つがバクテリアの性質からバクテリアをイメージするプロファイルゲームです。
最適な環境下においてアンモニア硝化細菌は29時間、亜硝酸硝化細菌は24時間に1度、細胞分裂をして倍に増えるそうです。
この手がかりから考えると、例えば10%になってしまったアンモニア硝化細菌が100%に戻るまでの時間は以下の式からnを求めて29を掛けてやれば良い事になります。
10% x 2n = 100%

これを解くとnは約3.32となり、29 x 3.32 = 96.28時間 = 約4日後に元に戻るという事になります。
つまり理想的な環境下において10%に減少してしまったアンモニア硝化細菌は4日後に元の量に戻っているという事になります。
どうでしょう。
何にも手がかりが無い時よりはバクテリアの幻くらいは見えてくるんではないでしょうか。

さて最後に防御壁を一つ築いておきます。
こういう事を書くと必ず「そんなの机上の空論だ」「魚飼育では役に立たない。使わない」なんて言ってくる人がいます(過去に経験済みです)。
私はそれらを全て認めます。
特に上記の計算式などは不備だらけもいい所でしょう。
でもこれを基本に色々と補間していけばもっと正確にバクテリアを捕捉する事のできる式だってできる筈なんです。
ただ私はもうこの段階で頭から煙が出ていますので、ここから先は人任せですが。
 

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