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私は「できもしない事」や「最後まで続かない事」をこのブログに書いては醜態をさらし続けてきました。
先日書いた「水草水槽」なんてのもその良い例です。
これはもう妄想型アクアリストに分類される私の病気のようなもので、読んで下さっている人にはリハビリに付き合うような大きな気持ちで見て頂ければと願う他ありません。

ただそんな私でもさすがに「大言壮語」過ぎて書くのを憚る妄想というのもあるんです。
そんな妄想の一つが「繁殖のその後」というヤツです。
満足に繁殖もできないヤツが「(繁殖の)その後」を語るのはさすがの私も恥ずかしくてなかなか書けませんでした。
そしてそんな大それた妄想を実現させようと密かな思いを胸に過去に選んだのが「レッドビー」であり「バルブ」であり「コリ」でした。
ただいずれも私の力と知識不足(そして浮気心)によって「繁殖のその後」には遠く及ばずに計画中断となりました。

そしてそんな時に繁殖の簡単な「卵胎生魚」が気になりだし、そして出会ったのが筒井良樹さんの記事でした。
筒井さんの連載には私がやりたかった事がハッキリとした形で書いてあった上に、さらにその先の楽しみ方や別の新しい楽しみ方までが紹介してあったんです。
卵胎生魚を扱った記事という事でこれまでは読み飛ばす事の多かった筒井さんの記事なんですが、私はその事を激しく後悔しました。
そしてすかさず筒井さんの追悼本を買ってきて読み漁りました。

ちなみに筒井さんと言えばグッピーの大家として唯一無二の存在として知られていましたが、それだけなく彼の書く軽快でユニークな文章も代わりのきなない存在としてかなり多くの人に影響を与えていたようです。
っとここまで書いて来てかなり長くなってしまったので、「筒井さんらしい」と感じる「ユーモア」を最後に一つ紹介したいと思います。

99年11月のアクアライフの連載で筒井さんは「一部の人工飼料と一部の冷凍ブラインシュリンプで、もうグッピーの成長は、ノープロブレムである」と書いたんですが、肝心の製品名に関しては「製品名を明記するとボツになるかもしれない・・・」として書いてくれませんでした。
リアルタイムで読んでいた多くの読者はガッカリした事でしょう。
そして次の12月号で筒井さんの自宅の水槽部屋が写真付きで紹介されたんですが、その写真にしっかりと2種類の人工飼料が整然と並べられた水槽の間にわかるように置いてありました。
こういう遊び心が筒井さんの連載にはいっぱい散りばめられているようです。
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前回<やや受け>という結果を残した「アクアと数式」シリーズの2回目を書こうと思います。
前回はかなり簡略化した考えの元に数式を一つ紹介しましたが、今回のは前回よりもグッと現実味のある数式となっています(前回の日記はコチラ)。
なんせ大学で実験された結果によって導かれた式ですからね。
では早速数式を紹介したいと思います。
n = N(1 - e-at)
当然これだけでは何の事かさっぱりですよね。
まず記号の意味なんですが、
n:t時間単位までに食べた量
N:初期餌密度
a:瞬間摂餌効率
となります。
これはグッピーを使った実験から求められた式なんですが、グッピーの「食べる量(n)」と「初期餌密度(N)」の関係を表した式なんです。
「aの瞬間摂餌効率とは何だ」という突っ込みを入れたい方は直接研究レポートをあたって下さい(元ネタは「グッピーPoecilia reticulataの摂餌行動 : 摂餌初期に関する実験的研究」になります)。
ここでは「aとはNの関数で表す事のできる正の定数」とだけしておきます(これ以上突っ込むと私の頭から煙が出ますよ!!)。

では本題に入りましょう。
アクアリストの中には魚に沢山の餌を食べて貰いたいと思う人達がいます。
つまり上の式で言う所のnを大きくしたいと思う事があるという訳です。
ではnを大きくするにはどうしたら良いのか。
<上の式>からわかる事はN、つまり初期餌密度を大きくしてやれば良いという事なんです。
つまり大型魚飼育者が金魚漬けにする方法はこの式からも正しいという事になるようです。

ただし魚にも食べる限界はあります。
上記の式はその限界が来るまでに当てはまる式なんですが、それ以降では他の要素が絡んできて上記の式では説明が付かなくなるそうです。
ただ実験ではNが大きくなれば「食べられる限界値」も上がると指摘しています。

世のアクアリストの中には食べ残しが無いように1度の餌やりで人工飼料を複数回にわけて与えている人がいると思います(私もそうです)。
そんな時は少ない量をチョビチョビと与えるよりも餌密度が高くなるようになるべく多く与えた方が食べられる限界値は高くなり、魚は餌をより多く食べるという事になるのだそうです。
もちろん沢山与え過ぎて食べられない餌が出るようでは「小分け」にしている意味がなくなりますけどね。

ちなみに勘違いする方はいないと思いますが、上の式はnとNの関係を表した式であって、nがNによってのみ決定するとは主張していませんからね。
「食べる餌の量」との関係として「個体数」というのもよく取り上げられる話題ですが、これをグッピーを使って調べた研究レポートもゲットしております。
また機会があればこの辺も日記で紹介していきたいと思います。

オリンピック柔道に絡ませたネタを一つ温めていたんですが、気が付いてみると昨日で柔道の全階級での試合が終了していたようです。
なんともウッカリしていました。
まぁそれでもこのままボツにするほど私のネタストックは豊富ではありませんので、「頑張れ」という気持ちから「お疲れさま」という気持ちに込め直してアップしたいと思います。

私は毎月アクア雑誌と柔道ルールで対戦しております。
それは「本を相手に暴れている」という事ではなく、本を買うかどうかを柔道の得点方法を真似て決めているんです。
つまり1本を取られたら買う事にしているんです。

まず最初は大特集を見ます。
これが興味のある場合は「1本」という事で私の負け、即買います。
「面白そうだな」という時には「技あり」という事で他の記事を見ます。
今回のアクアライフの大特集は「美しく暮らすアクアインテリア」だったのですが、これでは私からポイントは取れません。

次は小特集や連載ですが、これは基本的に面白いと思えば「技あり」となります。
もちろん内容によっては「1本」という事もあります。
そして今回の小特集には「グッピーコレクション'08夏」がありましたので、ここで「技あり」を取られました。
ちなみに「技あり」2つで「1本」となります。

ただ今回はもう一つの「技あり」が出ませんでした。
「アクアフューチャーのチャド湖産セネガルスの写真」、「松坂さんの黄金ナマズ捕獲記」「ピンポンパールの特集」など気になるものはあっても、それらはせいぜい「有効」止まりなんです。
「有効」はいくら重ねても「技あり」や「1本」にはならないんです。

そして一通り見終って結局「<技あり>1つと<有効>3つ」でしたので買わずにその場を後にしたんですが、実はまだ勝負は付いていなかったんです。
その後は他のコーナーを見ていたんですが、なぜかある写真が頭から離れないんです。
それは「ハローアクアリスト」に乗っていた「アルビノドイツイエロー」です。
見慣れない赤い発色が出ていたんですが、どうにもこの赤が気になって頭から離れません。
つまり試合終了はまだで、私は抑え込みを受けていたようなんです。
そして結局時間が過ぎて、「抑え込み」はそのまま「技あり」に変化。
合わせて「1本」となりこの雑誌を買ってきました。

敗者は編集者のセンスに拍手を送りながら気持ち良く、笑顔でお金を出すのがこの戦いの礼儀となります。
そして帰ってからじっくりと他の記事も含めて楽しく読むのが敗者の醍醐味となります。
そうすると試合中(立ち読み中)には気付けなかった素晴らしい記事と出会う事もあるんです。
 

ポッカリ時間が空いてしまったので暇つぶしに馴染みの熱帯魚屋に行ってみたんですが・・・あまりの盛況ぶりに少々驚いてしまいました。
どうやら「お盆」という時期はこんな街場の熱帯魚屋まで「非日常」を演出するようです。

お店に入ると身動きもとり辛いような状況で「とても奥へは行けないな」と半ば諦めていると「顔だけは知っている」という常連さんと目が合いました。
いつもは軽い挨拶だけなんですが、今日は挨拶をした後も奥へ進めないのでその常連さんの前で足を止めるしかありません。
すると向こうも気を遣ったんでしょう「水槽の調子は如何ですか?」と話しかけてきました。

こうして思わぬ形で同じ趣味を持った者同士が話を始めたんですが、私は自分がお店の唯一の出入口を半分塞ぐような位置に立っている事の方が気になって仕方ありませんでした。
気心の知れた常連さんとなら「混んでいるから外で待ってませんか?」と言えるんですが、相手は初めて話す人です。
私がそんな感じでマゴマゴしていると相手から「何を飼育されているんですか?」と聞かれました。
至って普通の質問ではありますが、私はすんなりと答える事ができませんでした。
だって一言では言えません。
かといって私の飼育魚を並べていたら明らかに私の方が多く喋る事になります。
出入口を塞いで他の客と嬉々として喋っているなんて最低の客ですし、相手に「そんなに深く聞いてないんだよ」と思われるのも何だか嫌な話です。

その場は「広く浅く色々と飼っているんですよ」と答えたんですが、この答えが如何に危険を孕んでいるかはよく知っています。
例えば相手が「私は○○が好きでね」と私の飼った事の無い魚を言ってきたら私は「飼った事がないんですよ」と言うしかありません。
ただ一度ならまだ良いでしょう。
それならと相手が気を遣って違う魚を話題にしてくれた時、またしても私の飼っていない魚なら・・・相手は「じゃあ、何飼ってんだよ!!」と思うでしょうしね。
そもそもこの答えでは会話が続かないんですよね。
まぁそいういう意味ではこの出入口付近から一刻も早く立ち退きたかった私には丁度良かったのかもしれませんが。

大昔に成人式を迎えた人間が言う言葉ではありませんが、初対面での会話って難しいですね。
そんな事を思いながら帰りの車の中で「グッピーが好きなんですよ」と言えば良かったかなとフと思いました。
難しい事を考えなくても「色々と飼っているんですけど、今はグッピーに夢中なんですよ」と言えばそれだけで良かったんじゃないだろうかと。


気がついてみればカテゴリー別の記事数で「グッピー」がそれまでトップであった「コイ科(バルブ)」を抜いていました(「雑記」は別にしての話ですが)。
わずか3、4ヶ月でこの勢いなんですから、このまま行けば1年後には「s-nobのグッピー」とタイトルを変えた方が良い状況になっているかも知れません。

とはいえ「記事数」と「好き度」は必ずしも比例しないというのもまた事実ではあります。
例えば私の一番好きな魚は何といっても「オレンジキャット」ですが、その記事数はわずかに「7」だけですからね。
考えてみればグッピーは「ネタ提供魚」としてはかなり優秀なような気がします。
なんせこの3ヶ月の間に稚魚育成まで経験させてくれたんですからね。
さらに前から書いているようにモデルとしても最高でついついカメラを向けたくなります。
そうなれば自ずと記事にもなりやすいですからね。
そういった点ではリコリスややウルスカなどはマイペース過ぎて記事にはなりにくい魚とは対極にいるような魚ですね。

私のグッピー熱がいつまで続くのかは自分でもわかりませんが、それでもしばらくはグッピー関連の日記が多くなるのだけは確かな気がします。
ちなみに現在グッピーネタですでに3つストックがあるんです。
これは8月毎日更新の大きな武器になります!!

管理人・s-nobのサイト
「s-nobの熱帯魚」
熱帯魚関連のメインホームページです。
「Work In My Garden」
私のやっている園芸関連のブログです。
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